幻を追い続けますか?自分に合うものを探し続けますか? |
そんな中、「飛露喜」という第1期(90年代中頃)にはまだ存在していなかった幻といわれる酒を買って来た。
第1期には幻系を少ない情報を駆使してあらゆる酒屋を回り、ぎょうさん購入していたのだが、今はあまりその手のものに興味が失せており、3週間ぐらい前に売っていたときはスルーした。
しかし先週同じ酒屋へ行ったらまた売っていたので「タイミングか?」ということで今回は買って来た。
もちろん定価購入(2,625円)であるが、幻だけあってこんな値段でも売られたりしている。
およそ定価の2.2倍。
かなり美味しい酒ではあるが、6,000円ならもっといい酒が1升瓶で買える。
しかし、幻系の極め付きは何と言っても十四代だろう。
これはどういう意味だ!?1合20,000円換算になる。1mlで111円。
一番安い本丸のプレミア最高価格がこれ
定価だと約10本ぐらいは買える。
初代プレミア銘酒の越乃寒梅を完全に超越している。
十四代のプレミア化はちょうど第1期にバッティングしていたのでよく覚えている。
最初、有名になり始めたキッカケは皮肉にも「こんな安い値段でこんな素晴らしい酒が手に入る!!」っということだった。
通常の酒市場より全然安い定価設定した上で遙かにレベルが高いと、日本酒好きにあっという間に知られるようになった。
日本酒が好きでない人にも受けて静かなブームになった、実際居酒屋などであった場合はまだ安かったのでおれ自身も薦めたりしていた。
最初のうちはいろいろな日本酒系酒屋でよく手に入っていたし、焼酎などは売れ残っていたが、第1期が終了する頃には超強力酒屋でも「抽選で」という形が取られていた。
しばらく離れていた今日・・・
更に手に入らなくなっているように感じる。
「あれば買うかも?」ぐらいであまり興味は無いが、その前にまったく手に入らない。
今のところ見てもいない。
総体的に、日本酒の質自体は以前より確実に向上している。
味の好みはあれど、まずい酒に出合わなくなった(元々そんな酒は選ばないが)。
既に何種類か俺にはあるが、プレミアや幻なんぞくそくらえで、自分に合う酒や酒蔵を探すのが一番面白い。
でも田酒はな・・・