またまたまたイギリス 1 |
ポールの立った狭い改札を抜けると左手にスタバが見える、変わらない光景。
よくある光景なのに、ここに来るといつもワクワク感が止まらない。
北ウイングから、人とは違う―進みの遅い4時間を過ごした頃にはヒースロー空港へと足を踏み入れた。
土曜日だからだろうか、人数の多い外国人用税関を時間を掛けて抜けると、前回同様、やはりトイレでの匂いに何とも言えない気分が高揚する懐かしさを感じる。
今回は一部が手配ツアーだったため、よくある手製のツアー看板を出口付近で探すが見当たらない、ツアーがホテルまでバスで連れて行ってくれる予定だったのだが、結局1時間後にはリターンチケットを購入したヒースロー・エクスプレスに乗り込んでいた。
Paddington駅を降りるとやっとLondonを感じる。
外に出て1服、翌日に備えて列車のValidate。
Paddingtonからホテルの最寄駅までは2回乗り継がなけれな行けないが、実は歩けば10分程度、この旅のために買ったスーツケースを転がして歩き始める。
ホテルはなかなかの高層建物だが、2F東向きの部屋からは隣接するHyde Parkは見えない。
思いの外、到着時間が遅れてしまったので、本日の予定を変更して、ボロ靴を履きかえるため、Elephant&Castle駅へ向かう。
ここはあまり治安が良くない場所と聞いていたが、起源がこの場所ではない雑多な人種が揃っている。
興味を惹かれる場所ではあるが、今回の目的のテーマにはない。
目当ての靴屋はいつもの予定を変更して閉店、掃除をしている――こんなホテルから近くもない場所へ一体何のために、いの一番に来たのか・・・
2日後に必要となる地図を得るため、ツレと別れて本屋を探しにOxford Streetへと繰り出す。
宵の口土曜日のOxford Streetはストリートパフォーマーや商品を買い求める客で賑わっている。しかし、付近を少しブラついたところで、ご時世、ネット情報でも持っていなければ大型の本屋など見つかるはずもない。
Paddington駅近くの売店で500ml缶ビールのみを土産にホテルへと戻る。
本日の夕食は靴の代わりに購入したTesco製の菓子パン2個。
今日は到着するというこの旅最大の目的以外は、何も果たせなかった。