アンリがバルサに |
ちょっと話が長くなると思う。
まずバルサクレとしては、「超強力なFWが増えたな」「見た目は世界最強の攻撃陣が完成した」というのが第一印象。
しかし、エトー・ロナウジーニョ・メッシといる中で、4-3-3の場合、誰が外れるのか?というのが気になる。
左ウイングとしてロナウジーニョとかぶるし、センターでもエトーとかぶる。アンリが右から攻めるのはあまり見た事が無いので、メッシはある意味安泰なのかもしれないが、どいつもこいつもサブとして控えに回る輩ではないので、俺的には絶対ありえないが、「エトー放出」などの“超バカな行為”に及ばないことを願わずにはいられない。
こう言っては何だが、26歳でこれから旬になるエトーを出して、30歳になり下降線をたどるアンリにすげ替える事はあってはならない。
ならば来年は4人を生かした4-4-2の体系になるのか?
ではピボーテは誰がやるのか?イニエスタとチャビ?イニエスタとデコ?2人で守備及び攻撃の負担が補えるのか?「周りの守備を見守るロナウジーニョ」は来年絶対通用しないことになる、ある意味邪魔になる、今更守備が出来るのだろうか?
なら3-5-2、メンツ的には一番合いそうだが、昨シーズン3-4-3を攻守のサイド展開で失敗している時点で、ビッククラブが何処も取り入れて無い、要は旬では無いフォーメーションは不安要素が募る。
どっかのバカチームが取り入れて、お笑いの代名詞にまでなった“銀河系”。
二の舞にならず、地球に留まってもらわなければ困る!
マインド低下でなく相乗効果を上げる手腕を発揮してくれ!
まーそれでも4人が噛み合えば、80点は余裕で獲れるスーパーなチームには変わりない。
大好きなアンリが加入したことは歓迎したい。
そしてガナーズ好きとして見ると。
いったい何が起こっているんだ!!
この喪失感は、リバウドがバルサを出て行ったときの心境とほぼ同じだ。
アーセナルを見始めた時からヤツはいた、ベルカンプと並んで輝いていた。
アンリはアーセナルの完全なるシンボルだった。
華麗なプレーで俺を魅了していた、その中心には必ずアンリがいた。
アーセナルはいったい何をやっているんだ?何をしたいんだ?まったく理解に苦しむ。
一昨年はヴィエラとエドゥー、去年はピレスとアイスマンとアーシュリーとキャンベルとローレン。
今年はアンリですか?ついでにジウベウトとフレディも放出しますか?
副会長ディーンがいない今、来年には御大ベンゲルが出て行くことは間違いないだろう。
そうしたら、ただでもらったセスクをバルサに大金で返しますか?
フラミニ、レジェス、アリディアエール、ラーション、ペナント、クインシー、ベンドリー、ギルバート・・・子供で獲って来て成長する前に放出、そしてまた子供を獲って来る。
こんなわけの分からないチームポリシーは俺の頭(個人的なものだが)にはまったく無い。
まるでデポルティーボ・ラ・コルーニャの凋落を見るようだ。
デポルは、5年ぐらい前、リーガも制覇し、CLでも常連で、ベスト4まで進む強豪チームだったが、フラン引退後、カリシア出身(地元)の選手も皆無となり、今では「ベイビー・デポル」と呼ばれ、他のチームから若手であぶれた選手をただで借りてきて、育てた上で、少額で元チームにお返している中堅下チームに成り下がっている。アリスメンディの放出なと契約とは言え考えられない。
アーセナルはその傾向に似ている。
ベテランをないがしろにして、若手を大量に抱え、その若手を何人も吐き出す。今現在はなく、不安定な将来だけを見据える。
なぜヴィエラやピレスが出て行った事で理解しないのか?
ギグスとスコールズがポイントとなって勝ったマンUを見て何も思わないのか?
本当に何もいいイメージを見出せないチームだ・・・